【2026年】法人向けプリンターのおすすめ11選|大量印刷&低コストで選ぶ

「毎月の印刷枚数が多く、インク代(ランニングコスト)が経費を圧迫している」「A3サイズの図面や帳票を刷りたい」「取引先とのやり取りでFAXが欠かせない」「複数台をネットワークで共有し、部署全体で使いたい」——。法人・オフィスでプリンターを選ぶとき、担当者を悩ませるのはこうした業務ならではの条件です。家庭用の感覚で本体価格だけを見て選ぶと、あとからインク代がかさんだり、A3非対応で刷り直しになったりと、かえって経費が膨らむことも珍しくありません。

結論から先にお伝えします。大量印刷と経費削減を両立したい基幹機なら、A3ノビ・2段カセット・大容量インクを備えたエプソン「PX-M6712FT」または「PX-M6711FT」が本命です。FAXまで必須なら、A3・FAX・自動両面をワンボディに収めたブラザー「MFC-J7510CDW」が法人の定番。予算を抑えつつA3+FAXを導入したい小規模オフィスにはエプソン「PX-M6010F」、写真POPや受付のサブ機にはA4複合機、在宅勤務者への配布用には激安A4機、という具合に役割ごとに使い分けるのが、業務用プリンター選びの正解です。

本記事では、業務用プリンターを「印刷枚数」「A3対応・給紙容量」「FAX/自動両面/スキャンの業務機能」「ランニングコスト=インク代」「有線LAN/Wi-Fiでの複数人共有」といったオフィス視点で徹底比較。インクジェット・エコタンク・レーザーの考え方から、小規模オフィス/店舗/SOHO別の選び方まで、経費削減につながる実践的なノウハウを網羅しました。2026年最新の法人向けおすすめプリンター11選を、法人・業務適性順のランキングでご紹介します。

  1. 法人・オフィス向けプリンターの選び方【2026年最新ガイド】
    1. 1. 月間印刷枚数と印刷方式(インクジェット/エコタンク vs レーザーの考え方)
    2. 2. A3対応と給紙容量(給紙カセットの段数)
    3. 3. FAX・自動両面・スキャンの業務機能
    4. 4. ランニングコスト=インク代で経費を最適化する
    5. 5. 接続(有線LAN/Wi-Fi)と複数人での共有
    6. 6. 小規模オフィス/店舗/SOHO・在宅別の選び方
  2. 法人向けプリンターおすすめ11選 比較表
  3. 法人向けプリンターおすすめランキング11選
    1. 【1位】エプソン PX-M6712FT|大量印刷を制する法人のフラッグシップ
    2. 【2位】エプソン PX-M6711FT|オフィス基幹機の王道・上位モデル
    3. 【3位】ブラザー MFC-J7510CDW|A3+FAX+自動両面、法人の定番複合機
    4. 【4位】エプソン EW-M973A3T|A3エコタンクで印刷コストを削減
    5. 【5位】エプソン PX-M6010F|A3+FAXが3万円台、小規模オフィスの実力機
    6. 【6位】HP Smart Tank 5105|大容量タンクで部署のランニングコスト削減
    7. 【7位】ブラザー DCP-J529N|受付・サブ拠点に手頃なA4複合機
    8. 【8位】エプソン EP-887AW|店頭POP・写真も刷れるA4複合機
    9. 【9位】エプソン EW-056A|在宅勤務者への配布に安価なA4機
    10. 【10位】キヤノン PIXUS TS3730|最小コストのサブ機(2025年秋新モデル)
    11. 【11位】キヤノン PIXUS TS203|USB専用・臨時用途の割り切り最安機
  4. 法人向けプリンターに関するよくある質問(FAQ)
    1. Q1. 法人ならインクジェットとレーザー、どちらを選ぶべき?
    2. Q2. プリンターはリースと購入、どちらがお得?
    3. Q3. 大量印刷するならやっぱりエコタンク?
    4. Q4. 1台を複数人・複数拠点でネットワーク共有できる?
    5. Q5. 基幹機とサブ機、何台構成にすべき?
  5. まとめ|法人向けプリンターは「基幹機+役割別サブ機」で選ぶ

法人・オフィス向けプリンターの選び方【2026年最新ガイド】

ランキングに入る前に、まずは失敗しないための選び方を押さえておきましょう。ここを丁寧に理解しておくと、11商品のどれが自社に合うかが一気にクリアになります。法人のプリンター選びは「本体価格の安さ」ではなく「トータルコストと業務適性」で決めるのが鉄則です。

1. 月間印刷枚数と印刷方式(インクジェット/エコタンク vs レーザーの考え方)

最初に確認すべきは「月にどれくらい刷るか」です。ここで印刷方式の考え方が決まります。オフィスで選択肢になるのは大きく3タイプ。カートリッジ式インクジェットは本体が安く導入しやすい反面、印刷枚数が増えるとインク代がかさみます。月数十枚〜100枚程度のライトユースや、受付・在宅配布用のサブ機に向いています。

次にエコタンク(大容量インクタンク)式。インクを大容量ボトルで補充する方式で、純正インクでも1枚あたりのコストが非常に安いのが最大の武器です。月数百枚〜数千枚を刷るオフィスや、資料・帳票を日常的に大量印刷する部署なら、本体が多少高くても数年でインク代の差額を回収できます。本記事のPX-M6712FT/PX-M6711FT/EW-M973A3T、HP Smart Tank 5105がこのタイプで、経費削減の主役です。

3つ目がレーザープリンター。高速・大量のモノクロ文書印刷や、にじみに強い文字品質が求められる現場では有力です。ただし本記事の対象はいずれも高性能なインクジェット/エコタンク複合機。近年のビジネスインクジェットは印刷速度・耐久性が大きく向上しており、「カラーも写真も帳票も1台でこなしたい」「省スペース・低消費電力で運用したい」オフィスにはエコタンク複合機が総合力で優位です。カラーを多用しない完全モノクロ大量印刷に特化するならレーザーも検討、という切り分けで考えると迷いません。

2. A3対応と給紙容量(給紙カセットの段数)

業務では、図面・見開き資料・大判の帳票・掲示物などでA3印刷が必要になる場面が意外と多いもの。A3非対応機で無理に縮小印刷すると視認性が落ち、外注すればコストも時間もかかります。A3(またはA3ノビ)対応機を1台オフィスに置いておくと、内製できる業務範囲が大きく広がります。本記事でA3に対応するのはPX-M6712FT/PX-M6711FT/EW-M973A3T/MFC-J7510CDW/PX-M6010Fの5機種です。

大量印刷では「給紙カセットの容量と段数」も重要です。用紙補充の手間は、枚数が増えるほど地味に効いてきます。2段カセットを備えた上位機(PX-M6712FT/PX-M6711FT)なら、A4普通紙とA3、あるいは通常用紙と伝票用紙を段ごとに使い分けられ、補充頻度も下がります。部署共有で1日中稼働するような使い方なら、給紙容量の大きい上位機を選ぶほど運用がラクになります。

3. FAX・自動両面・スキャンの業務機能

法人利用では「複合機(プリント+コピー+スキャン+FAX)」であることがほぼ前提になります。特に確認したいのが次の3点です。

  • FAX:取引先や役所とのやり取りでFAXが残っている業種は多く、注文書・申込書のFAX受発注が業務フローに組み込まれている企業も少なくありません。FAX必須ならMFC-J7510CDWまたはPX-M6010Fが対象です。
  • 自動両面印刷:用紙代を半減でき、資料もかさばりません。両面手差しの手間がなくなるだけで、大量印刷の作業効率と経費が大きく改善します。
  • 自動原稿送り(ADF)付きスキャン:複数枚の書類を一気にスキャン・コピー・FAXできる機能。契約書や請求書の電子化(ペーパーレス)を進めるオフィスでは必須級です。

「毎日どんな書類を、どう処理しているか」を棚卸しして、必要な業務機能から逆算して機種を絞り込むと失敗しません。

4. ランニングコスト=インク代で経費を最適化する

法人プリンターの総所有コストは「本体価格+インク代+用紙代+電気代」で決まります。このうち印刷枚数が多いほど支配的になるのがインク代(1枚あたりのランニングコスト)です。ここを見誤ると、安く導入したつもりが数年で本体価格をはるかに超えるインク代を払うことになります。

目安として、月の印刷枚数が数百枚を超えるなら、初期投資が高くてもエコタンク・大容量タンク機を選んだ方がトータルで安く済みます。逆に月数十枚程度のライトユースなら、本体の安いカートリッジ機で十分。自社の月間印刷枚数を一度実測し、「本体価格の差額 ÷ 1枚あたりのインク代の差」で何枚刷れば元が取れるかを試算してみましょう。多くのオフィスで、エコタンク機は1〜2年ほどで差額を回収できます。この視点こそが、経費削減の一番効くレバーです。

5. 接続(有線LAN/Wi-Fi)と複数人での共有

オフィスでは1台のプリンターを複数のPC・スマホから共有するのが基本です。接続方式は業務の安定性に直結します。有線LAN対応なら通信が安定し、常時稼働・多人数共有でも取りこぼしが起きにくいのが利点。据え置きの基幹機はできるだけ有線LAN対応機を選ぶと安心です。Wi-Fi対応なら配線不要でレイアウトの自由度が高く、ノートPCやスマホ・タブレットからの印刷もスムーズ。多くのビジネス機は有線LANとWi-Fiの両対応です。

なお本記事のなかでキヤノン「PIXUS TS203」だけはUSB接続専用でWi-Fi非対応です。ネットワーク共有やスマホ印刷はできないため、特定の1台のPC専用・臨時用途と割り切って使う機種です。オフィスの共有機として導入する場合は、必ずネットワーク(有線LANまたはWi-Fi)対応機を選びましょう。

6. 小規模オフィス/店舗/SOHO・在宅別の選び方

  • 大量印刷する基幹オフィス:A3ノビ・2段カセット・大容量インクのフラッグシップ(PX-M6712FT/PX-M6711FT)。部署共有の中心に据える1台。
  • FAXも使う小規模オフィス・店舗:A3+FAX+自動両面のMFC-J7510CDW、または予算重視でPX-M6010F。1台で受発注から資料印刷までカバー。
  • 印刷コストを下げたい中規模部署:A3エコタンクのEW-M973A3T、A4大容量タンクのHP Smart Tank 5105。
  • 受付・サブ拠点・店頭:A4複合機のDCP-J529N、写真POPも刷れるEP-887AW。
  • 在宅勤務者・SOHO・臨時用途:配布用に安価なEW-056A、最小コストのサブ機TS3730、USB専用の割り切りTS203。

ポイントは「1台で全部をまかなおうとしない」こと。基幹機+役割別のサブ機という構成にすると、無駄な高機能機を複数買うよりも総経費を抑えられます。それでは、以上の選び方を踏まえたランキングを見ていきましょう。

法人向けプリンターおすすめ11選 比較表

順位商品名タイプ対応サイズFAX参考価格法人適性
1位エプソン PX-M6712FTA3ノビ・エコタンク複合機(2段カセット)A3ノビ¥129,292◎ 基幹・大量印刷
2位エプソン PX-M6711FTA3ノビ・エコタンク複合機(2段カセット)A3ノビ¥93,434◎ オフィス基幹
3位ブラザー MFC-J7510CDWA3・インクジェット複合機(FAX)A3あり¥75,000◎ 法人定番複合機
4位エプソン EW-M973A3TA3・エコタンク複合機A3¥74,675○ コスト削減
5位エプソン PX-M6010FA3ノビ・ビジネス複合機(FAX)A3ノビあり¥29,750○ 小規模+FAX
6位HP Smart Tank 5105A4・大容量タンク複合機A4¥31,818○ 部署コスト削減
7位ブラザー DCP-J529NA4・インクジェット複合機(自動両面)A4¥15,500○ 受付・サブ拠点
8位エプソン EP-887AWA4・6色インクジェット複合機A4¥28,978△ POP・写真
9位エプソン EW-056AA4・インクジェット複合機(Wi-Fi)A4¥8,508△ 在宅配布用
10位キヤノン PIXUS TS3730A4・インクジェット複合機A4¥7,700△ 最小コストサブ機
11位キヤノン PIXUS TS203A4・単機能(USB接続)A4¥4,500△ 臨時・USB専用

法人向けプリンターおすすめランキング11選

【1位】エプソン PX-M6712FT|大量印刷を制する法人のフラッグシップ

法人・オフィス向けプリンターの頂点に立つのが、エプソンのビジネスインクジェット最上位機「PX-M6712FT」です。A3ノビ対応・2段給紙カセット・大容量インクを備えたエコタンク複合機で、「とにかく大量に、A3も、低コストで刷りたい」という部署共有の基幹機として、まさに本命の1台。参考価格は¥129,292とプリンター単体では高価ですが、印刷枚数の多いオフィスほどインク代でその差を回収できる設計です。

最大の魅力は、大容量インクによる圧倒的な低ランニングコスト。純正インクでも1枚あたりのコストを大きく抑えられるため、資料・帳票・提案書を日常的に刷る現場ほど経費削減効果が効いてきます。2段カセットでA4普通紙とA3、あるいは通常紙と専用紙を段ごとに使い分けられ、給紙容量が大きいので用紙補充の手間も少なめ。自動両面印刷やADFスキャンといった業務機能も一通り揃い、有線LAN/Wi-Fiでの複数人共有にも対応します。

  • メリット:大容量インクで1枚あたりのコストが非常に安い/A3ノビ対応で図面・大判帳票も内製/2段カセットで給紙・仕分けがラク/自動両面・ADFなど業務機能が充実
  • デメリット:本体価格が高め/サイズが大きく設置スペースを要する/少枚数のライトユースではオーバースペック

こんな法人におすすめ:月に数百〜数千枚を刷る部署、A3の図面・帳票を頻繁に扱う設計・建築・士業、インク代の経費を本気で削減したい中規模オフィス。1台を全社・部署で共有する基幹機を探しているなら、まず検討したいフラッグシップです。

【2位】エプソン PX-M6711FT|オフィス基幹機の王道・上位モデル

1位のPX-M6712FTと同じ系譜に属するA3ノビ・エコタンク・2段カセットのビジネス複合機が、この「PX-M6711FT」です。参考価格は¥93,434と最上位機より抑えめで、「フラッグシップの大量印刷・低コスト性能はほしいが、予算はもう少し現実的に」というオフィスの基幹機として王道の選択肢になります。コストパフォーマンスの高さから、多くの中小企業でオフィスの中心機として選ばれるポジションです。

基本性能は上位機ゆずりで、大容量インクによる低ランニングコスト、A3ノビ対応、2段給紙カセット、自動両面、ADFスキャン、有線LAN/Wi-Fi共有と、法人が求める要素をしっかり網羅。日常のA4大量印刷を低コストでこなしつつ、必要なときにA3も刷れる懐の深さがあります。「基幹機として長く使い倒す1台」を、最上位機より手の届きやすい価格で導入できるのが強みです。

  • メリット:フラッグシップ譲りの低ランニングコストとA3ノビ対応/2段カセットで大量印刷に強い/最上位機より価格が抑えめでコスパ良好/業務機能が一通り揃う
  • デメリット:それでも本体価格は10万円弱と安くはない/設置スペースが必要/小規模・少枚数には過剰

こんな法人におすすめ:オフィスの基幹機を1台きちんと選びたい中小企業、A3対応と低コストを両立したいが予算はできるだけ抑えたい担当者。迷ったら1位か2位、というのがビジネスエコタンクの鉄板です。

【3位】ブラザー MFC-J7510CDW|A3+FAX+自動両面、法人の定番複合機

「A3も刷りたい、FAXも使う、自動両面も欲しい」——法人が求める業務機能をワンボディにまとめた定番複合機が、ブラザーの「MFC-J7510CDW」です。参考価格¥75,000でA3・FAX・コピー・スキャン・自動両面・Wi-Fiまでカバーし、店舗や小規模法人の「1台で完結する複合機」として非常に人気の高いモデルです。

ビジネスエコタンク上位機ほどの大量印刷・超低コストではないものの、A3対応でFAXまで備える複合機としてはバランスが秀逸。取引先とのFAX受発注、契約書のコピー・スキャン、資料の両面印刷といった日常業務を1台でこなせます。ブラザーらしい扱いやすさとコストパフォーマンスの良さも魅力で、Wi-Fi共有で複数人が使うオフィスにも馴染みます。「FAXが業務フローに残っている」オフィスなら、まず候補に挙がる1台です。

  • メリット:A3・FAX・自動両面・スキャンを1台に集約/店舗・小規模法人に必要な機能が過不足なく揃う/Wi-Fi共有対応で導入しやすい価格帯
  • デメリット:エコタンク上位機ほどの大量印刷・低ランニングコストではない/超高頻度の大量印刷には給紙容量がやや控えめ

こんな法人におすすめ:FAXが必須の店舗・小規模オフィス、A3と両面印刷を1台でまかないたい会社、複合機の機能をバランス良く揃えたい担当者。「法人の定番複合機を1台」というニーズにきれいに応えます。

【4位】エプソン EW-M973A3T|A3エコタンクで印刷コストを削減

A3対応のエコタンク複合機で、印刷コストを抑えつつカラーもきれいに刷りたいオフィスに応えるのが、エプソン「EW-M973A3T」です。参考価格¥74,675。大容量インクによる低ランニングコストとA3対応を両立し、さらに写真もキレイに印刷できる万能さが持ち味。「資料も、A3の大判も、ときには写真やPOPも」という幅広い用途を1台でカバーします。

ビジネス専用機のPX-Mシリーズが帳票・文書印刷に振ったキャラクターなのに対し、EW-M973A3Tはカラリオ系の画質の良さを備え、写真・チラシ・掲示物などの表現力に強いのが特徴。FAXは搭載しませんが、その分「A3の大判印刷を、低コストで、きれいに内製したい」というニーズにフィットします。マーケティング資料やPOP、写真入りの提案書を刷る機会が多い部署に好適です。

  • メリット:A3対応エコタンクで低ランニングコスト/写真・カラーがきれいで表現力が高い/大判のチラシ・POPも内製できる
  • デメリット:FAX非搭載(必要ならMFC-J7510CDWやPX-M6010F)/ビジネス最上位機ほどの給紙容量・大量印刷特化ではない

こんな法人におすすめ:A3のカラー資料や写真・POPを低コストで刷りたい部署、FAXは不要だがランニングコストは下げたい会社、デザイン・販促系の内製を進めたいオフィス。

【5位】エプソン PX-M6010F|A3+FAXが3万円台、小規模オフィスの実力機

「A3もFAXも欲しいけれど、予算はできるだけ抑えたい」という小規模オフィスの願いに応えるのが、エプソンのビジネスインクジェット複合機「PX-M6010F」です。参考価格¥29,750と、A3ノビ+FAX対応の複合機としては驚きの3万円台。1段カセットとコンパクトなボディで、限られたスペースにも収まりやすい実力機です。

大容量インクの上位機ほどの超低コスト・大量印刷性能ではありませんが、「A3の帳票・図面を刷れて、FAXも送受信でき、コピー・スキャンもこなせる」ビジネス複合機を低予算で導入できる点が最大の価値。開業したての事業所やサテライトオフィス、A3+FAXを追加で1台置きたい部署などに最適です。コンパクトさとコストのバランスが際立ちます。

  • メリット:A3ノビ+FAX対応で3万円台の圧倒的コスパ/コンパクトで省スペース/小規模オフィスの複合機ニーズを低予算で満たす
  • デメリット:1段カセットで給紙容量は控えめ/大容量インク機ではないため大量印刷ではインク代がかさむ

こんな法人におすすめ:A3とFAXを低予算で導入したい小規模オフィス・SOHO、開業直後で初期投資を抑えたい事業者、A3+FAX機を追加でもう1台置きたい部署。

【6位】HP Smart Tank 5105|大容量タンクで部署のランニングコスト削減

A4サイズで印刷コストを徹底的に下げたい部署の味方が、HP「Smart Tank 5105」です。参考価格¥31,818。大容量インクタンク式を採用し、超低ランニングコストで大量印刷をこなせるのが持ち味。A3は非対応ですが、「A4の資料を大量に、とにかく安く刷りたい」という現場では非常にコスパの高い選択肢になります。

大容量タンクなのでインク補充の頻度が低く、1枚あたりのコストも抑えめ。Wi-Fi・スマホ印刷にも対応し、複数人で共有しやすいのも法人向きです。A3が不要でFAXも使わない部署なら、この価格帯で長期のインク代を大きく圧縮できます。在宅勤務者に配布するにはやや大きめですが、部署の共有機やサブ拠点の主力機として、経費削減にダイレクトに効く1台です。

  • メリット:大容量タンクで超低ランニングコスト/A4大量印刷のコスパが高い/Wi-Fi・スマホ印刷対応で共有しやすい
  • デメリット:A3非対応/FAX非搭載/据え置き前提でサイズはそれなり

こんな法人におすすめ:A4資料を大量に刷る部署、A3・FAXは不要だがインク代は下げたい会社、サブ拠点や店舗の主力機を低コストで揃えたいケース。

【7位】ブラザー DCP-J529N|受付・サブ拠点に手頃なA4複合機

受付やサブ拠点、少人数の部署に手頃な価格で置けるA4複合機が、ブラザー「DCP-J529N」です。参考価格¥15,500。自動両面印刷に対応し、コピー・スキャンもこなす家庭・小規模オフィス向けの定番機で、簡単設定とコストパフォーマンスの良さが光ります。Wi-Fi対応でスマホからの印刷も可能です。

大量印刷やA3・FAXには対応しませんが、「たまにコピー・スキャン・印刷ができれば十分」というライトな業務用途にはこの1台で必要十分。自動両面で用紙も節約でき、設置もセットアップも簡単なので、IT担当がいない小規模拠点でも扱いやすいのが利点です。基幹機とは別に、受付・会議室・サテライト拠点へ配置するサブ機として重宝します。

  • メリット:自動両面対応で用紙を節約/簡単設定でIT担当不在でも扱いやすい/手頃な価格で受付・サブ拠点に置きやすい
  • デメリット:A3・FAX非対応/大量印刷にはインク代・給紙容量が不向き

こんな法人におすすめ:受付・会議室・サブ拠点に置く手頃なA4複合機を探している会社、少人数の部署のライトな印刷需要、基幹機の補助として複数台導入したいケース。

【8位】エプソン EP-887AW|店頭POP・写真も刷れるA4複合機

店頭POPや写真入りの掲示物、季節の販促物まできれいに刷りたい店舗・オフィスに向くのが、エプソンのカラリオ「EP-887AW」です。参考価格¥28,978。6色インクによる高画質が売りで、写真や年賀状、カラーの掲示物を美しく印刷できます。家庭用定番機ながら、写真表現が求められる業務のサブ機としても活躍します。

ビジネス機のような大量印刷・低コスト・A3対応ではありませんが、「写真・カラーの見栄えを重視したいA4印刷」という一点では強力。店頭のPOPやメニュー、写真付きの案内など、色の美しさが売上や印象に直結する現場で価値を発揮します。スマホ印刷にも対応し、使いやすさも良好。基幹機とは役割を分け、”見せる印刷”担当のサブ機として持っておくと便利です。

  • メリット:6色で写真・カラーが高画質/店頭POP・掲示物・年賀状がきれい/スマホ印刷対応で使いやすい
  • デメリット:A3非対応・FAXなし/カートリッジ式のため大量印刷ではインク代がかさむ

こんな法人におすすめ:店頭POPや写真入り販促物をきれいに刷りたい店舗、カラー画質を重視する部署のサブ機、写真・掲示物の内製を強化したいケース。

【9位】エプソン EW-056A|在宅勤務者への配布に安価なA4機

在宅勤務者やテレワーカーへの配布用に、安価で最小限そろったA4複合機が、エプソンのカラリオ「EW-056A」(2024年モデル)です。参考価格¥8,508。Wi-Fi対応でコンパクト、コピー・スキャンもこなせて、「初めての1台」「テレワーク用の1台」としてちょうど良いエントリー機です。

大量印刷やA3・FAXには対応しませんが、在宅勤務者が自宅でたまに資料を印刷したり、書類をスキャンして共有したりする用途には必要十分。Wi-Fi対応なのでノートPCやスマホから手軽に印刷でき、省スペースで自宅にも置きやすいサイズ感です。会社がまとめて複数台を購入し、在宅勤務者へ配布するといった使い方にコストメリットがあります。

  • メリット:低価格で複数台の配布に向く/Wi-Fi対応でノートPC・スマホから印刷/コンパクトで在宅環境にも置きやすい
  • デメリット:A3・FAX非対応/カートリッジ式で大量印刷には不向き/給紙容量は小さめ

こんな法人におすすめ:在宅勤務者・テレワーカーへ配布する安価な1台を探している会社、自宅でのライトな印刷・スキャン用途、初めてプリンターを持つ従業員向け。

【10位】キヤノン PIXUS TS3730|最小コストのサブ機(2025年秋新モデル)

とにかく最小コストで1台そろえたい、というニーズに応えるのがキヤノンの「PIXUS TS3730」です。参考価格¥7,700で、2025年秋の新モデル。スマホアプリからの操作が簡単なA4複合機で、コピー・スキャンにも対応。激安ながら最新モデルらしい使い勝手の良さがあり、臨時・補助用途のサブ機として気軽に導入できます。

もちろんA3・FAX・大量印刷には向きませんが、「予算をかけずにもう1台」「たまに使う補助機がほしい」という場面では十分な戦力。スマホアプリでの設定・印刷が手軽なので、ITに不慣れなスタッフでも扱いやすいのが魅力です。基幹機のバックアップや、繁忙期の一時的な増設、店舗の予備機などに向いています。

  • メリット:最新モデルながら激安でサブ機に最適/スマホアプリで設定・印刷が簡単/コンパクトで置き場所を選ばない
  • デメリット:A3・FAX非対応/カートリッジ式で大量印刷には不向き/基幹機としては役者不足

こんな法人におすすめ:最小コストで補助機を1台足したい会社、繁忙期の一時増設や予備機、ライトな印刷しかしない拠点。

【11位】キヤノン PIXUS TS203|USB専用・臨時用途の割り切り最安機

本体価格を極限まで抑えた最安クラスの単機能プリンターが、キヤノン「PIXUS TS203」です。参考価格¥4,500。USB接続専用(Wi-Fi非対応)で、特定の1台のPCにつないで印刷する割り切った設計。「ごくたまに1枚刷れれば十分」「臨時用途で最安の1台がほしい」という限定的なニーズに応えます。

注意点は、USB接続専用のためネットワーク共有やスマホ印刷ができないこと。複数人での共有を前提とするオフィスの共有機には向きません。あくまで「1台のPC専用・臨時・予備」と割り切って使う機種です。軽量・コンパクトで置き場所を取らず、コスト最優先の一時的な用途にはこれで十分。オフィスの共有機としては、必ずネットワーク対応の上位機を選びましょう。

  • メリット:本体最安クラスでコスト最優先の臨時用途に最適/軽量・コンパクトで置き場所を選ばない
  • デメリット:USB接続専用でWi-Fi・スマホ印刷・ネットワーク共有に非対応/単機能でコピー・スキャン不可/大量印刷・業務共有には不向き

こんな法人におすすめ:1台のPC専用で臨時的に印刷できればよいケース、コスト最優先の予備機、ネットワーク共有を必要としない限定用途。

法人向けプリンターに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 法人ならインクジェットとレーザー、どちらを選ぶべき?

用途次第です。カラーの資料・写真・POPも刷りたい、A3対応や省スペース・低消費電力を重視したいなら、近年高性能化したビジネスインクジェット(特にエコタンク複合機)が総合力で有利です。一方、カラーをほとんど使わずモノクロ文書を高速・大量に刷る用途に特化するなら、レーザーも選択肢になります。本記事のPX-M6712FT/PX-M6711FTのようなエコタンク上位機は、大量印刷でも1枚あたりのコストを抑えられるため、多くのオフィスで「カラーも文書も1台で」というニーズに応えられます。

Q2. プリンターはリースと購入、どちらがお得?

一概には言えませんが、本記事で紹介したような数万〜十数万円クラスのインクジェット複合機は、購入して自社運用する方がシンプルでトータルコストを読みやすいケースが多いです。高額な業務用レーザー複合機(カウンター保守契約付き)ではリースが一般的ですが、インクジェット・エコタンク機は本体を買い切り、インクと用紙だけを消耗品として管理する方が経費が明快。印刷枚数が読みやすく、保守を自社で完結できる規模なら購入が有力です。

Q3. 大量印刷するならやっぱりエコタンク?

はい、月に数百枚を超えるなら、エコタンク・大容量タンク機が経費面で有利です。本体価格は高めでも、純正インクでも1枚あたりのコストが安く、印刷枚数が多いほど差額を早く回収できます。目安として「本体価格の差 ÷ 1枚あたりのインク代の差」で損益分岐の枚数を試算し、それを数カ月〜1年程度で超えるならエコタンク一択。PX-M6712FT/PX-M6711FT/EW-M973A3T/HP Smart Tank 5105が該当します。逆に月数十枚のライトユースなら本体の安いカートリッジ機で十分です。

Q4. 1台を複数人・複数拠点でネットワーク共有できる?

有線LANまたはWi-Fi対応機であれば、同じネットワーク内の複数のPC・スマホから共有印刷できます。据え置きの基幹機は通信が安定する有線LAN対応機がおすすめ。多人数・常時稼働でも取りこぼしが起きにくくなります。なお本記事のPIXUS TS203だけはUSB接続専用でネットワーク共有・スマホ印刷に非対応なので、共有機として導入する場合は必ずネットワーク対応の機種を選んでください。

Q5. 基幹機とサブ機、何台構成にすべき?

おすすめは「大量印刷用の基幹機1台+役割別のサブ機」という構成です。全社の資料・帳票はエコタンク基幹機(PX-M6712FT/PX-M6711FT)で低コストに刷り、受付やサブ拠点には手頃なA4複合機、写真POPには6色機、在宅勤務者には安価な配布用、という具合に役割を分けると、1台に全機能を求めるより総経費を抑えられます。まずは基幹機を1台きちんと選び、そこにサブ機を足していく考え方が失敗しにくいです。

まとめ|法人向けプリンターは「基幹機+役割別サブ機」で選ぶ

法人・オフィス向けプリンター選びは、本体価格の安さではなく「業務適性とトータルコスト(特にインク代のランニングコスト)」で決めるのが正解です。最後に、役割別のおすすめを整理しておきます。

  • 大量印刷の基幹機(本命):エプソン PX-M6712FT(1位)/PX-M6711FT(2位)。A3ノビ・2段カセット・大容量インクで、経費削減と大量印刷を両立。
  • FAXも使う法人の定番:ブラザー MFC-J7510CDW(3位)。A3+FAX+自動両面を1台に集約。
  • コスト削減・小規模向け:エプソン EW-M973A3T(4位/A3エコタンク)、PX-M6010F(5位/A3+FAXが3万円台)、HP Smart Tank 5105(6位/A4大容量タンク)。
  • 受付・サブ機:ブラザー DCP-J529N(7位)、エプソン EP-887AW(8位/写真POP)、EW-056A(9位/在宅配布)、キヤノン PIXUS TS3730(10位/最小コスト)、PIXUS TS203(11位/USB専用・臨時)。

まずは自社の月間印刷枚数・A3やFAXの要否・共有人数を棚卸しし、基幹機を1台きちんと選ぶことから始めましょう。大量印刷とインク代の経費削減を本気で狙うなら、1位・2位のビジネスエコタンク機が有力。FAXが業務に残っているなら3位のブラザー複合機。そこに役割別のサブ機を組み合わせれば、無駄なく、経費を抑えたオフィスの印刷環境が完成します。ぜひ自社に最適な1台を見つけてください。

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