従業員数名の小さな事務所やSOHO、自宅兼オフィスでプリンターを選ぶとき、「見積書や請求書、契約書をスピーディに印刷したい」「A3の資料やFAXも扱いたい」「複数人でWi-Fiや有線LANで共有したい」「なによりインク代などのランニングコストを抑えたい」と、家庭用とは違う悩みが一気に押し寄せます。安さだけで選ぶと給紙が追いつかず業務が止まったり、インクカートリッジ代がかさんで結局高くついたり……といった失敗も少なくありません。この記事では、ビジネス複合機に強いエプソン・ブラザー・キヤノン・HPの人気11機種を、ADF(自動原稿送り)・自動両面・A3対応・印刷速度・ランニングコスト・FAX・耐久性の観点で徹底比較しました。結論から言うと、小規模オフィスの本命1位はエプソン PX-M6711FT。大容量エコタンクでインクコストが劇的に安く、ADF・自動両面・A3対応・有線/無線LAN共有までオフィス業務に必要な機能をひと通り備えた万能機です。それでは、失敗しない選び方から順に見ていきましょう。
小規模オフィス向け複合機プリンターの選び方【失敗しないポイント】
ビジネス複合機は「印刷できればいい」というものではありません。小規模オフィスやSOHOでは、限られた予算と省スペースのなかで、コピー・スキャン・FAX・両面印刷・ネットワーク共有までをこなす1台が求められます。ここでは購入後に後悔しないためのチェックポイントを7つに分けて解説します。自社の業務量と用途を思い浮かべながら、優先順位を付けていきましょう。
①ADF(自動原稿送り)・自動両面で業務効率化
複数枚の契約書や見積書をコピー・スキャンする機会が多いなら、ADF(自動原稿送り装置)は必須級の機能です。原稿を1枚ずつ手で置き換える手間がなくなり、数十枚の書類も一気に読み取れます。あわせて自動両面印刷・両面スキャンに対応していれば、用紙コストの節約とペーパーレス化の両立が可能です。ADFの搭載枚数は機種によって20枚程度から50枚以上まで幅があるため、日々の原稿量に見合った容量を選びましょう。業務のボトルネックを解消する、費用対効果の高い投資です。
②A3対応の必要性を見極める
設計図面や見開き資料、大判のPOP、プレゼン用の一覧表などを扱うなら、A3対応のビジネス複合機が便利です。A4機で分割印刷して貼り合わせる手間を考えれば、A3対応の価値は十分にあります。一方、印刷物がほぼA4サイズに収まるオフィスなら、A4複合機で本体価格と設置スペースを抑えるのが賢い選択です。「たまにA3を使う」程度なら、A3スキャン・コピーまで対応した機種や、必要時だけコンビニ印刷を併用する運用も検討しましょう。自社の書類サイズの実態を棚卸ししてから決めるのがコツです。
③ランニングコスト・エコタンクでインク代を抑える
プリンター選びで最も見落とされがちなのが、本体価格ではなくランニングコスト(インク代)です。印刷枚数が多い小規模オフィスでは、インクカートリッジ方式だと年間で数万円単位の差が生まれることも珍しくありません。そこで注目したいのが、エプソンのエコタンクやブラザーのファーストタンク、HPのSmart Tankといった大容量インクタンク搭載モデル。1枚あたりの印刷コストがカートリッジ方式より大幅に安く、モノクロ文書なら1円前後という機種もあります。初期費用は高めでも、印刷量が多いほど早く元が取れます。月間の印刷枚数を見積もってコストを試算しましょう。
④印刷速度と給紙容量をチェック
複数人で共有するオフィスでは、印刷速度(ppm=1分あたりの印刷枚数)と給紙容量が業務のスピードを左右します。印刷待ちの行列ができるようでは生産性が落ちてしまいます。ビジネス向けのインクジェット複合機なら、モノクロで毎分15〜25枚前後が目安。給紙トレイの容量も重要で、250枚以上の大容量カセットがあれば、用紙補給の頻度が減って快適です。複数トレイ対応なら、普通紙と請求書用紙などを分けてセットでき、さらに効率的。1日の印刷量が多いほど、速度と給紙容量への投資は効いてきます。
⑤FAX機能の要否を判断する
業種によってはいまだにFAXが取引の必須ツールという場面も多く、受発注や申込書のやり取りでFAX付きビジネス複合機が重宝します。プリンター1台にFAX機能が統合されていれば、専用のFAX機を別途置く必要がなく、省スペースかつ電話回線もシンプルに。さらにPCから直接送信できるPC-FAXや、受信データをそのままPDF化してメール転送できるペーパーレスFAXに対応した機種なら、紙の無駄も削減できます。逆にFAXをまったく使わないオフィスなら、FAX非搭載モデルを選んで価格を抑えるのが合理的です。
⑥Wi-Fi・有線LANで複数人共有
小規模オフィスでは、複数のパソコンやスマホから1台のプリンターを共有するのが一般的です。Wi-Fi(無線LAN)対応なら配線不要で各デスクから印刷でき、スマホやタブレットからのモバイル印刷、クラウド経由の印刷にも対応します。安定性を重視するなら有線LAN(Ethernet)対応モデルが安心で、通信が途切れにくく大量印刷でも快適です。ビジネス用途では、Wi-Fiと有線LANの両対応機を選んでおくと、オフィス環境の変化にも柔軟に対応できます。ドライバーやアプリの使いやすさもあわせて確認しましょう。
⑦耐久性・保守と給紙のタフさ
毎日稼働するビジネス複合機は、耐久性とメンテナンス性も重要な選定基準です。想定される月間印刷枚数(耐久枚数)に対して、自社の使用量が過大でないかを確認しましょう。使用量に対して能力不足の機種を酷使すると、故障やトラブルの原因になります。また、メーカーの保証期間や、有償の出張修理・オンサイト保守サービスの有無もチェックポイント。業務が止まると損失につながるオフィスでは、サポート体制の手厚いメーカーを選ぶと安心です。顔料インク採用モデルは文書の耐水性・耐光性に優れ、契約書などの保存用途にも向いています。
小規模オフィス向けプリンターおすすめ比較表
まずは今回紹介する11機種の主要スペックを一覧で比較します。順位・メーカー・型番・対応サイズ・FAXの有無・実売価格の目安・おすすめ用途を並べました。気になる機種の位置づけをつかんでから、次章の詳しいランキング解説に進んでください。
| 順位 | メーカー・型番 | 対応サイズ | FAX | 実売価格の目安 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | エプソン PX-M6711FT | A3 | あり | 約93,000円 | SOHO本命の万能機・低コスト |
| 2位 | ブラザー MFC-J7510CDW | A3+ | あり | 約75,000円 | 帳票・FAX業務に強い万能機 |
| 3位 | エプソン PX-M6712FT | A3ノビ | あり | 約129,000円 | 印刷量の多いオフィス最上位 |
| 4位 | エプソン PX-M6010F | A3+ | あり | 約30,000円 | コスパのFAX機・文書くっきり |
| 5位 | HP Smart Tank 5105 | A4 | なし | 約32,000円 | 1枚コスト最安級・コスト削減 |
| 6位 | エプソン EW-M973A3T | A3 | なし | 約74,000円 | 資料+写真・図面も高画質 |
| 7位 | ブラザー DCP-J529N | A4 | なし | 約15,500円 | 小さめ事務所のメイン/サブ |
| 8位 | エプソン EP-887AW | A4 | なし | 約29,000円 | POP・写真も高画質に |
| 9位 | キヤノン PIXUS TS3730 | A4 | なし | 約7,700円 | 激安のサブ機・臨時用 |
| 10位 | エプソン EW-056A | A4 | なし | 約8,500円 | 省スペースの激安サブ機 |
| 11位 | キヤノン PIXUS TS203 | A4 | なし | 約4,500円 | 単機能・用途限定の印刷専用 |
小規模オフィスにおすすめのプリンターランキング11選【2026年最新】
ここからは、小規模オフィス・SOHO・個人事業向けにおすすめのプリンターを1位から順に詳しく紹介します。各機種のメリットとデメリット、どんなオフィスに向いているかまで具体的に解説するので、自社にぴったりの1台を見つけてください。
【1位】エプソン PX-M6711FT
小規模オフィスの本命として堂々の1位に選んだのが、エプソンのA3対応 大容量エコタンク搭載ビジネス複合機 PX-M6711FTです。最大の魅力は圧倒的に安いランニングコスト。エコタンク方式によりインク代を大幅に抑えられ、印刷量が多いオフィスほどコストメリットが効いてきます。ADF・自動両面・A3印刷・有線/無線LAN共有と、ビジネスに必要な機能をひと通り網羅した万能機で、見積書・請求書・契約書の作成からA3資料、コピー、スキャン、FAXまでこれ1台で完結。実売価格は約93,000円と初期投資は必要ですが、日々の印刷コストで着実に回収できる、費用対効果に優れた1台です。
- エコタンクでインク代が激安、印刷量が多いほどお得
- ADF・自動両面でコピー/スキャン業務を効率化
- A3対応で図面や見開き資料もそのまま印刷
- 有線LAN・Wi-Fi両対応で複数人共有も安定
- 本体価格が約93,000円とやや高め、初期投資が必要
- A3対応のため設置スペースはそれなりに必要
こんなオフィスにおすすめ:印刷量が多く、コストと機能のバランスを最重視するSOHO・小規模オフィスに最適です。
【2位】ブラザー MFC-J7510CDW
2位は、ブラザーのA3+対応 FAX付きビジネス複合機 MFC-J7510CDW。大容量ファーストタンクを搭載し、インクコストを抑えながらたっぷり印刷できるのが強みです。ADF搭載で書類のコピー・スキャンもスムーズ、自動両面印刷にも対応し、帳票やFAXを多用するオフィス業務に滅法強い万能機に仕上がっています。A3+サイズまで対応するので、大判の資料や図面もカバー。Wi-Fi・有線LANでの共有にも対応し、実売価格は約75,000円と本命機よりやや手頃です。FAXを日常的に使う事務所なら、第一候補になり得る実力機です。
- 大容量ファーストタンクでランニングコストが安い
- FAX・ADF・自動両面で帳票業務をフルカバー
- A3+対応で大判資料もそのまま出力
- Wi-Fi・有線LAN対応で複数人共有もスムーズ
- 本体サイズが大きめで設置場所を選ぶ
- 初期費用は約75,000円とそれなりにかかる
こんなオフィスにおすすめ:FAXや帳票のやり取りが多く、A3+も扱う小規模オフィスにぴったりです。
【3位】エプソン PX-M6712FT
3位は、エプソンのA3ノビ対応 大容量エコタンク最上位ビジネス複合機 PX-M6712FT。1位のPX-M6711FTをさらに強化した上位モデルで、1枚あたりの印刷コストは最安級。印刷量が非常に多いオフィスや、コスト削減を極限まで追求したい事業者に向いています。A3ノビ(A3より一回り大きいサイズ)まで対応し、フチなしの大判出力や余白を含む資料印刷にも柔軟。ADF・自動両面・有線/無線LAN共有と機能面も充実しています。実売価格は約129,000円と今回最高価格ですが、大量印刷を前提とすればトータルコストで元が取れる、印刷ヘビーユーザー向けの最上位機です。
- 1枚あたりの印刷コストが最安級、大量印刷でお得
- A3ノビ対応で大判・フチなし出力も自在
- ADF・自動両面・LAN共有とビジネス機能が充実
- 耐久性が高く、印刷量の多いオフィスでも安心
- 本体価格が約129,000円と高価、初期投資が大きい
- 印刷量が少ないオフィスではオーバースペック
こんなオフィスにおすすめ:毎月大量に印刷し、ランニングコスト最小化を狙う印刷ヘビーユーザーに最適です。
【4位】エプソン PX-M6010F
4位は、エプソンのA3+対応 FAX付きビジネス複合機 PX-M6010F。約30,000円という手頃な価格ながら、A3+印刷とFAXに対応したコスパの高いビジネス機です。顔料インクを採用しており、文書の黒がくっきりと締まり、契約書や請求書などのビジネス文書がプロっぽく仕上がるのがポイント。耐水性にも優れるため、保存用の書類にも安心です。ADFや有線/無線LAN共有にも対応し、小規模オフィスの主力機としても十分に活躍します。初期費用を抑えつつA3とFAXを両立したい事業者に、まず検討してほしい実用機です。
- 約30,000円でA3+とFAXに対応する高コスパ
- 顔料インクで文書の黒がくっきり、耐水性も高い
- ADF搭載でコピー・スキャンも効率的
- 有線LAN・Wi-Fiで複数人共有に対応
- エコタンク機ほどのインクコスト優位はない
- 大量印刷を続ける用途にはやや不向き
こんなオフィスにおすすめ:初期費用を抑えつつ、A3とFAXの両方をカバーしたい小規模事務所におすすめです。
【5位】HP Smart Tank 5105
5位は、HPの大容量インクタンク搭載A4複合機 Smart Tank 5105。約32,000円ながら、1枚あたりの印刷コストは最安級で、とにかくインク代を削りたい小規模オフィスにうってつけです。大容量インクタンク方式なので補充の手間が少なく、モノクロもカラーも気兼ねなく印刷できます。Wi-Fi対応でスマホやPCからの印刷もスムーズ、コピー・スキャンにも対応した実用的なA4複合機です。FAXやA3印刷は非対応ですが、A4文書がメインでコスト削減を最優先するオフィスなら、コストパフォーマンスの高い選択肢になります。
- 1枚あたりの印刷コストが最安級でインク代を削減
- 大容量インクタンクで補充の手間が少ない
- Wi-Fi対応でスマホ・PCから手軽に印刷
- 約32,000円と導入しやすい価格帯
- FAX・A3印刷には非対応
- ADFは非搭載で大量書類のスキャンは手間
こんなオフィスにおすすめ:A4文書が中心で、とにかくランニングコストを抑えたい小規模オフィスに最適です。
【6位】エプソン EW-M973A3T
6位は、エプソンのA3対応 エコタンク複合機 EW-M973A3T。エコタンクによる低ランニングコストに加えて、写真や図面を高画質で出力できるのが特長です。約74,000円で、資料印刷とビジュアル表現を両立したいオフィスに向いています。カラー写真やイラスト、設計図面まで美しく再現できるため、提案資料やカタログ、POPを内製するクリエイティブ寄りの事業者にぴったり。A3対応でWi-Fi・有線LAN共有も可能です。FAXは非搭載ですが、印刷品質とコストのバランスを求めるなら有力な選択肢になります。
- エコタンクでインク代を抑えつつ写真も高画質
- A3対応で大判資料・図面もきれいに出力
- 提案資料やカタログの内製に向く表現力
- Wi-Fi・有線LANで複数人共有に対応
- FAX機能は非搭載
- ビジネス文書特化機と比べ印刷速度は控えめ
こんなオフィスにおすすめ:資料と写真・図面の両方を高画質かつ低コストで印刷したいオフィスにおすすめです。
【7位】ブラザー DCP-J529N
7位は、ブラザーのA4家庭用定番複合機 DCP-J529N。約15,500円という手頃な価格ながら自動両面印刷に対応し、小さめの事務所のメイン機やサブ機として使い勝手の良い1台です。コンパクトで置き場所を選ばず、Wi-Fi対応でスマホやPCからの印刷も簡単。コピー・スキャンにも対応し、日常的なA4文書の印刷業務を十分にこなします。FAXやA3印刷、ADFは非対応ですが、印刷量がそれほど多くない少人数オフィスなら、コストを抑えつつ必要十分な機能を確保できます。予備機としての導入もおすすめです。
- 約15,500円と手頃で導入しやすい
- 自動両面印刷対応で用紙を節約できる
- コンパクトで省スペース、Wi-Fiも対応
- メイン機・サブ機どちらでも使いやすい
- FAX・A3印刷・ADFは非対応
- 大量印刷やヘビーな業務用途には力不足
こんなオフィスにおすすめ:印刷量が控えめな少人数オフィスのメイン機やサブ機を探している方に向いています。
【8位】エプソン EP-887AW
8位は、エプソンのA4写真高画質定番複合機 EP-887AW。約29,000円で、写真やPOP、イラストを美しく印刷できる表現力が魅力です。店舗の販促物や商品写真、チラシなどをオフィス内で手軽に作りたいときに活躍します。カラー印刷のクオリティが高く、ビジュアル重視の用途に強い一方、A4文書のコピー・スキャンといった一般的なオフィス業務もこなせるオールラウンダー。Wi-Fi対応でスマホからの印刷も簡単です。FAXやA3、エコタンクには非対応ですが、写真品質を求める小規模オフィスや個人事業には十分な選択肢です。
- 写真・POP・チラシを高画質に印刷できる
- Wi-Fi対応でスマホから手軽にプリント
- コピー・スキャンも対応するオールラウンダー
- 約29,000円で導入しやすい
- FAX・A3印刷・エコタンクには非対応
- 大量の文書印刷ではインクコストがかさむ
こんなオフィスにおすすめ:販促物や写真を内製したい、ビジュアル重視の小規模オフィス・個人事業に向いています。
【9位】キヤノン PIXUS TS3730
9位は、キヤノンのA4激安複合機 PIXUS TS3730。約7,700円という圧倒的な低価格が魅力で、サブ機や臨時用として1台持っておくと便利な複合機です。コピー・スキャン・Wi-Fi印刷に対応し、急な印刷や来客時の資料出力など、メイン機を補完する役割で活躍します。本体もコンパクトで、空いたスペースに気軽に設置可能。インクカートリッジ方式のため大量印刷には不向きですが、たまに使う程度なら十分実用的です。とりあえず1台安く導入したい、あるいはバックアップ機が欲しいという小規模オフィスにおすすめの入門機です。
- 約7,700円と圧倒的に安く導入できる
- コピー・スキャン・Wi-Fi印刷に対応
- コンパクトでサブ機・臨時用に最適
- メイン機のバックアップとして安心
- インクカートリッジ方式で大量印刷は割高
- FAX・A3・自動両面・ADFは非対応
こんなオフィスにおすすめ:メイン機の補助やバックアップとして、安く1台備えておきたいオフィスにおすすめです。
【10位】エプソン EW-056A
10位は、エプソンのA4激安Wi-Fi対応コンパクト複合機 EW-056A。約8,500円と手に取りやすい価格で、省スペース設計が魅力のサブ機向けモデルです。小さなデスク周りや棚の隙間にも収まるコンパクトさで、Wi-Fi対応によりスマホやPCから手軽に印刷可能。コピー・スキャンにも対応し、日常的な軽めの印刷業務を無理なくこなします。インクカートリッジ方式のため、印刷量の多い用途にはコスト面で不利ですが、限られたスペースに追加の複合機を置きたいときや、たまの印刷用として1台確保したい小規模オフィスにぴったりです。
- 約8,500円で省スペースに置ける激安複合機
- Wi-Fi対応でスマホ・PCから印刷できる
- コピー・スキャンにも対応
- デスク周りのサブ機として便利
- インクカートリッジ方式で大量印刷には不向き
- FAX・A3・自動両面・ADFは非対応
こんなオフィスにおすすめ:設置スペースが限られ、軽い印刷用のサブ機を安く導入したいオフィスに向いています。
【11位】キヤノン PIXUS TS203
11位は、キヤノンのA4単機能プリンター PIXUS TS203。約4,500円という最安クラスの価格が魅力ですが、コピー・スキャン非対応、Wi-FiなしのUSB専用と、機能は印刷に特化した用途限定モデルです。特定のパソコンにUSBで直結し、ひたすら印刷だけをこなす割り切った使い方に向いています。ネットワーク共有やコピー・スキャンが必要なオフィスには不向きですが、「印刷専用の1台をとにかく安く用意したい」「特定の端末専用の出力機が欲しい」といった限定的なニーズには応えてくれます。用途を明確に絞れる場合の最安の選択肢です。
- 約4,500円と最安クラスで導入できる
- USB直結で印刷専用のシンプル運用
- コンパクトで設置場所を選ばない
- 特定端末の専用プリンターとして便利
- コピー・スキャン非対応、Wi-Fiもなし
- 複数人での共有やビジネス複合機用途には不向き
こんなオフィスにおすすめ:印刷専用機を最安で1台用意したい、用途が明確に限定された使い方に向いています。
ビジネス複合機に関するよくある質問(FAQ)
エコタンクとインクカートリッジ、どっちが得?
印刷量が多いオフィスなら、エコタンク(大容量インクタンク)方式が断然お得です。本体価格はカートリッジ機より高めですが、1枚あたりの印刷コストが大幅に安く、印刷を重ねるほど差が開きます。目安として月に数百枚以上印刷するなら、エコタンク機の初期投資は早期に回収可能。逆に印刷がごく少量なら、本体の安いカートリッジ機でも十分です。
ADFは何枚まで対応できる?
ADF(自動原稿送り)の対応枚数は機種によって異なり、家庭寄りのモデルで20枚程度、ビジネス複合機では35〜50枚前後まで対応するものが一般的です。複数ページの契約書や請求書をまとめてコピー・スキャンするなら、搭載枚数の多い機種が快適。両面原稿を自動で読み取れる自動両面スキャン対応機なら、さらに効率化できます。
リース・レンタルと購入、どっちがいい?
小規模オフィスやSOHOでインクジェット複合機を使うなら、購入のほうが割安になるケースが多いです。リースは高額な業務用レーザー複合機で保守込み運用したい場合に向きます。今回紹介したような数万円〜十数万円のインクジェット機なら、購入して自分でインク補充する運用がシンプルで、トータルコストも抑えやすいでしょう。印刷量と保守ニーズで判断してください。
インクジェットとレーザープリンターの違いは?
インクジェットは液体インクを吹き付ける方式で、本体が安く写真やカラー印刷が得意、エコタンク機ならコストも安いのが特長です。レーザープリンターはトナーを使い、高速・大量印刷とモノクロ文書の安定性に優れます。小規模オフィスで写真やカラー資料も扱うならインクジェット、モノクロ文書を高速大量に刷るならレーザーが目安。今回はコストと汎用性からインクジェット複合機を中心に選定しています。
複数人でWi-Fi共有できる?
はい、Wi-Fi(無線LAN)対応の複合機なら、同じネットワーク内の複数のパソコンやスマホから1台を共有して印刷できます。より安定した接続を求めるなら、有線LAN対応機を選ぶと大量印刷時も途切れにくく安心です。今回のランキング上位機は有線LAN・Wi-Fiの両対応が多く、オフィスでの複数人共有に適しています。設定はメーカーのアプリから簡単に行えます。
小規模オフィスにプリンターを導入するときの注意点と運用のコツ
最後に、実際に小規模オフィスやSOHOへビジネス複合機を導入するときに見落としがちなポイントと、長く快適に使い続けるための運用のコツをまとめておきます。プリンター選びは「本体スペック」だけで決めてしまいがちですが、日々の業務効率やトータルコストを大きく左右するのは、むしろ導入後の使い方や周辺環境です。購入前にここまで押さえておくと、あとから「思っていたのと違った」という失敗をぐっと減らせます。
設置スペースと給紙トレイの容量を事前に確認する
A3対応のビジネス複合機は、A4専用機に比べて本体の横幅・奥行きが一回り大きくなります。デスク横のワゴンやキャビネットの上に置く予定なら、事前に設置スペースの寸法を測り、用紙をセットするトレイや原稿カバーを開いたときのクリアランスまで含めて確認しておきましょう。給紙トレイの容量も重要で、標準で250枚前後入る機種なら用紙補充の手間が減り、まとめて資料を印刷するオフィスでも作業が止まりません。印刷枚数の多い職場では、増設トレイに対応したモデルを選ぶと、A4とA3、あるいは普通紙と封筒などを入れ替えずに運用できて効率的です。
エコタンク機は「印刷枚数」で元が取れるか計算する
エコタンク(大容量インクタンク)搭載のビジネス複合機は本体価格こそ高めですが、1枚あたりの印刷コストがカートリッジ機に比べて大幅に安く、ランニングコストで差がつきます。目安として、月に数百枚以上を継続的に印刷するオフィスであれば、1〜2年ほどでインク代の差額が本体価格の差を上回り、トータルコストで有利になるケースが多いです。逆に印刷枚数が少ない事務所では、低価格なカートリッジ機や複合機のほうが総額を抑えられることもあります。自社の月間印刷枚数をざっくり把握してから、本体価格とインク代のバランスで選ぶのが失敗しないコツです。
ドライバー・クラウド連携とセキュリティも要チェック
複数人で共有するオフィス用プリンターでは、各パソコンやスマホからの印刷設定(プリンタードライバーの導入)がスムーズに行えるかも大切です。近年のビジネス複合機は、クラウドサービスやスマホアプリと連携してスキャンデータを直接共有フォルダやクラウドストレージに保存できるモデルも増えており、ペーパーレス化や在宅勤務との相性も良好です。取引先情報や契約書などをスキャンする機会が多い職場では、暗号化通信やアクセス制限といったセキュリティ機能の有無も確認しておくと安心して運用できます。
まとめ|小規模オフィスの複合機はコストと機能のバランスで選ぼう
小規模オフィス・SOHO・個人事業向けのビジネス複合機は、本体価格だけでなく、ランニングコスト(インク代)・ADFや自動両面といった業務効率化機能・A3対応・FAX・Wi-Fi/有線LAN共有のバランスで選ぶのが失敗しないコツです。改めて上位3機種を振り返ると、総合力No.1はエプソン PX-M6711FT(約93,000円)。エコタンクの低コストにADF・自動両面・A3・LAN共有まで揃った本命機で、迷ったらこれを選べば間違いありません。FAXや帳票業務が多いオフィスにはブラザー MFC-J7510CDW(約75,000円)、印刷量が非常に多くコストを極限まで下げたいならエプソン PX-M6712FT(約129,000円)が最適です。自社の印刷量・書類サイズ・FAXの要否を棚卸しして、長く使える1台を選び、日々の業務をもっと快適にしていきましょう。












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